ニームの木

NHKでアーユルヴェーダの舌磨きが取り上げられていた!

アーユルヴェーダの舌磨きで腸内環境を改善!

先日、NHKの東洋医学の特集の中で、アーユルヴェーダの舌磨きが紹介されていました。インド発祥の伝統医学アーユルヴェーダでは、朝起きてすぐの舌磨きを勧めています。朝、鏡で舌をみると舌に白っぽいものがついているのを見たことはありませんか?これを舌苔といい、食べかすや細菌、ウィルスが付着して白っぽく苔状に見える汚れです。寝ている間に消化できなかった「未消化物(アーマ)」=毒素が舌の表面に現れると言われます。なので、朝一番に取り除きましょうということです。取らないで飲食すると、体内に再吸収されてしまいます。

ただ、番組が口臭予防や感染症対策、免疫強化でお勧めしているのかと思ったら、お腹の不調で取り上げられていたのは以外でした。番組では、お腹の不調のあるという人達に集まってもらい、お口の中にどんな菌がいるのか調査した結果、ほとんどの人の口の中からお腹の不調に関係する悪玉菌が見つかりました。中には大腸がんになる菌が見つかった人もいました。皆さん歯磨きはしているけど、舌磨きはしていません。人が眠っている間は、唾液が少なくなり、口内細菌はなんと1000倍に増えるそうです。(/ω\)このような悪玉菌は唾液と一緒に腸まで届き、お腹の病気と深くかかわっていることがわかっていて、近年病気の予防に世界各国で舌磨きが注目されているとのことでした。

その舌磨きのやり方ですが、番組では舌ブラシやガーゼを指先に巻いて、、、というのを紹介していましたが、U字型になったステンレスや銅製のタングスレーパーの方が何回洗っても変色、サビなく長持ちしてお勧めです。(最近ではネットで簡単に買えます)アーユルヴェーダでは中でも銅製をお勧めしています。丸くなったほうで舌の奥から手前に数回こすり、最後に軽くうがいをして終了。舌を観察することで、身体の状態もある程度わかるという利点もあります。例えば舌苔が多ければ消化力が弱っている、または食べ過ぎ、苔のついている場所や色などでも観ることができ、舌の一番奥は大腸、少し手前は小腸、中央あたりは胃など、弱っているところに多くつきます。         *歯ブラシで擦るのは、味蕾を傷つけてしまう恐れがあるのでやめましょう。

ではでは、この舌磨きを被験者に1日2回、1か月してもらったところ、悪玉口内細菌が減り、11人中10人がお腹の不調が改善されたということでした。(*^^)v舌磨きは口臭予防や味覚障害、腸内環境の改善などさまざま疾患予防に期待できそうです。口腔ケアが注目されていますが、歯の汚れだけでなく、舌の汚れも落とすことが予防医療につながるということですね。私もかれこれ10年以上舌磨きを続けていますが、口の中がスッキリさわやか、逆にこれをやらないと朝が始まらない、気持ち悪い感じがします。これからも続けて行こうと思います!皆さんも一度お試しください。