ニームの木

彼岸花。

サロンには、いつも季節のお花が飾られていますが、今は彼岸花。もうすぐお彼岸ですね。

昔からお花が好きな母が、「彼岸花は毎年9月のお彼岸の時期を待っていたかのように開く」と言っていたのを思い出します。まだ残暑が残り昼間は暑いのに、季節は廻り、もう秋です。

彼岸花といえば、秋のお彼岸の時期、一斉に赤い花を咲かせます。スッと伸びた茎の先にパッと花火のような大輪を咲かせる彼岸花が好きです。束にして花瓶にポンと入れても華やか。でも、開花時期は数日と短く、お彼岸の時期が終わる頃には花も枯れてしまいます。とてもはかなくも、不思議なお花です。興味を持って調べてみると、、いろんなことがわかりました。

墓地で見かけることが多いからか不吉、怖いイメージを持たれる彼岸花、実際に毒があり、墓地でよく見かけられるのは、この毒性を利用した為だそうです。まだ土葬だった時代、モグラやネズミに遺体を荒らされない為に人為的に植えられた理にかなった使い方です。故人を静かにそっと見守って毎年咲き続けてくれる存在なのですね。愛おしいです。

そんな彼岸花ですが、めでたい前兆といわれる曼珠沙華「マンジュシャゲ」という別名を持つそうです。仏典に由来し、サンスクリット語で「天界の花」という意味を持つ花で、おめでたいことが起こる前に天から花がひらひらとふってくる「良いことの前兆」だと語り継がれているそうです。なんだかインドのアーユルヴェーダとも繋がっていて、もっと親しみが湧きます。

赤い彼岸花の花言葉は情熱、思うはあなたひとりだそうです。天にむかって真っ赤に咲き誇るその姿から天国にいる愛しい人への強い想いが想像できます。

お花が持つ花言葉や、その裏に隠された意味を知ることで、もっと深くお花に癒され、好きになれます。今年のお彼岸は今までとは違った視点で彼岸花を眺めることができそうです。